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画像生成AI「ImageFX」とは|他のAIとの違いや活用方法を解説

ACES Meet blog-ImageFX

更新日:2024年09月25日

公開日:2024年09月25日

ImageFXは、高品質でリアルな画像をすばやく生成できるAIツールです。使いこなせば、ビジネスや創作活動が今よりもさらにスムーズになる可能性があります。

この記事では、ImageFXの特徴や使い方、ビジネスでの活用法について解説します。

ImageFXとは?

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ImageFXとは、Googleが開発した画像生成AIです。文章で指示を入れるだけで、高品質かつリアルな画像を生成できます。

なお、ImageFXは画像のほかに以下のクリエイティブの生成も可能です。

  • 動画
  • 音楽
  • テキスト

それぞれを組み合わせることで、ImageFXのみでハイクオリティなクリエイティブを作成できます。2024年9月現在、日本をはじめとするさまざまな地域で使用可能です。

参考:ImageFX – AI Test Kitchen – Google

日本語使用OK

ImageFXは、日本語での指示入力が可能です。ただし、生成物の精度を上げるなら、英語でのプロンプト入力のほうがクオリティが高まります。

英語が苦手な方は、AIへの指示文をChatGPTやClaudeなどのテキスト生成AIで作るのもオススメです。

1日あたりの回数制限あり

ImageFXには、1日あたりの生成回数に決まりがあります。明確に示されてはいないものの、おおむね1日30回程度といわれているため、頻度を考え使用しましょう。

回数制限に達しても、翌日にはカウントがリセットされて使えるようになります。

商用利用について明確な言及はなし

GoogleはImageFXの商用利用について明確に示していません(2024年9月時点)。現時点では、ImageFXを商用利用するのは避けるべきでしょう。

商品開発でのアイデア出しやイメージ案の生成のような、組織内のみでの利用は問題ありません。なお、GoogleのほかのAIサービスの利用規約を見る限り、今後商用利用が許可される可能性もあります。

ImageFXの特徴は「リアリティの高さ」

ImageFXの最大の特徴は、画像のリアリティの高さです。今回は「振り袖の女性」の画像をImageFXとOpenAIのGPTs「Photo Realistic Image GPT」のそれぞれで生成し、クオリティを比較してみました。

写真のような高画質画像

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ImageFXでは、一見ロケーション撮影の写真にも見える、高画質な画像が生成されました。色調も柔らかく、AI生成と言われなければ気づかないような自然さです。

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一方、GPTsも引けを取らないほどの高画質画像を生成できました。しかし、ImageFXに比べると画像の赤みや濃い陰影などによる「AIっぽさ」は残る印象です。

ImageFXは、今までの生成AIと比べてリアリティの高い画像を生み出せます。

細かな部分も忠実に再現

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ImageFXが作った画像では、画像生成AIがこれまで苦手としてきた指や衣装の装飾などの細かい部分も正確に再現されています。振り袖の着こなしや小物の使い方も合っており、AIが着物がどういうものかを理解していることが分かります。

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GPTsによる画像も一見するとよく再現されていますが、帯のパーツや袖の作りが曖昧で「AIが考える着物」が生成されたという印象です。

細かな部分の再現性は、ImageFXのほうが一歩リードしています。

一度でのプロンプト再現度合いが高い

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ImageFXは発達中のAIのため、一度のプロンプト入力では思ったような生成物が仕上がらないこともあります。この画像は、前節の振り袖を着た女性の画像と同時に生成されたものです。

振り袖の裾部分が長過ぎる点や、指の本数が曖昧な点は惜しいものの「人」と認識できる最低限のラインはクリアしている印象です。

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一方、GPTsは腕の本数や袖の枚数など、明らかなミスが目立ちます。

ImageFXは、ほかの生成AIよりも修正を加える回数が少なく済む可能性があるでしょう。

ImageFXの使い方

ImageFXは、Googleアカウントがあれば誰でも無料で使用可能です。ここでは、ImageFXの基本的な使い方や、画像修正の仕方について解説します。

基本の使い方

公式HPにアクセスし、画面右上の「Googleでログイン」からログインします。

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ログインしたら、左上のメニューからImageFXを開きます。

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画面左側のフォームに、生成したい画像のイメージを入力します。入力には日本語も使えますが、より詳細なニュアンスを入力するなら英語がオススメです。

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画像は4パターン生成されるので、好みのものを保存しましょう。

画像の一部修正の仕方

画像が思ったように生成されなかった場合は、画像左下のボタンから部分的に生成し直すことも可能です。

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ブラシで修正したい部分を指定し、具体的にどのように直したいかを文章で入力します。

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すると、該当部分だけを修正した画像を生成できます。

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ビデオや音楽も生成可能

ImageFXでは、画像だけでなくビデオや音楽の生成も可能です。左上のメニューから「VideoFX」「MusicFX」などを選択し、プロンプトを入力するだけで動画や音楽を簡単に生成できます。

上記は「80〜90年代のジャパニーズ・シティポップ」をテーマに、MusicFXとImageFXを組み合わせて30分で作った動画です。

生成された画像に合う音楽やビデオを作成できるため、SNS用のクリエイティブ作成や、ウェブ資料作成にも活用可能です。

ImageFXで作れる画像

ImageFXは細かな部分の表現や、プロンプトの再現性に優れています。ここでは、ImageFXを使って作れる画像を5つ紹介します。

人物

ImageFXでは、自然でリアリティのある人物画像を生成できます。

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特徴表情や姿勢が自然で、細部まで精巧に表現できる
使用例モデル写真、キャラクターデザイン、アバター作成
プロンプトアイデア「笑顔の20代女性、カジュアルな服装、屋外」

風景

ImageFXでは、豊かで臨場感のある風景画像の生成も可能です。

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特徴光や影の表現、季節感や時間帯の再現性が高い
使用例旅行ガイド、不動産広告、環境保護キャンペーン
プロンプトアイデア「夕暮れ時の富士山、桜の木々が手前に広がる」

料理

食欲をそそる、おいしそうな料理画像を作成できます。

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特徴質感や色合いがリアル、盛り付けのバリエーションが豊富
使用例メニュー作成、食品広告、レシピブログ
プロンプトアイデア「和風プレートに盛られた彩り鮮やかな刺身盛り合わせ」

ファッション

トレンドを押さえた、スタイリッシュなファッション画像も生成可能です。

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特徴生地の質感やディテールまで再現、多様なスタイルに対応
使用例ファッションカタログ、コーディネート例、トレンド予測
プロンプトアイデア「秋冬コレクション、ベージュのロングコートを着た女性モデル」

商品デザイン

革新的かつ魅力的な商品デザインも、ImageFXなら簡単に生成できます。

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特徴3D表現が得意、材質感の再現性が高い
使用例プロトタイプ作成、パッケージデザイン、製品カタログ
プロンプトアイデア「未来的なデザインのスマートウォッチ、シルバーとブラックのカラーリング」

ImageFXのビジネスシーンでの活かし方

ImageFXは、簡単にハイクオリティな画像を作れる利便性から、さまざまなビジネスシーンでの活用が可能です。ここでは、仕事の質をより高めるImageFXの使い方について解説します。

広告デザインの作成

ImageFXを活用することで、広告デザインのプロセスを大幅に削減できます。クライアントの要望に合わせた複数のアイデアを数秒で視覚化し、プレゼンテーションに活かすことが可能です。

たとえば、季節ごとの商品キャンペーンや、ターゲット層に合わせたバナー広告などさまざまなニーズにスムーズに対応できます。多くのアイデアを短時間で生み出せるため、クリエイティブチームの生産性が向上するでしょう。

プロダクトデザインの効率化

新製品開発におけるコンセプト設計にも、ImageFXを活用できます。複数のデザイン案をすばやく生成できるため、アイデアの具現化と改善サイクルのスムーズ化が可能です。

また、ImageFXが生成する画像はリアリティが高いことも特徴の一つです。プロトタイプ作成前の段階でよりリアルな製品イメージを得られるため、開発コストの削減にもつながります。

プレゼン資料の強化

ImageFXで生成する画像は、プレゼンテーション資料の充実にも役立ちます。抽象的な概念を説明する場合、内容がうまく伝わらず苦労した経験のある担当者は少なくないでしょう。

ImageFXなら、表現の難しい概念でもプロンプトの入力のみで簡単に視覚化が可能です。伝えにくい内容をイラストに変換することで、参加者全員が理解できるプレゼンにつながります。

ブランドデザインの統一

ImageFXを活用することで、ブランドデザインを簡単かつスムーズに統一できます。一般的に、ブランドデザインを手掛けるには色彩やタイポグラフィなどの専門知識が必要です。

ImageFXなら、専門スキルがなくてもブランドのテーマカラーやスタイルに合わせたデザインをすぐに生成できます。デザインにかかる時間とコストを大幅に削減しつつ、プロ品質の画像を社内で作成することが可能です。

中小企業の低コスト運用

ImageFXは、予算の限られた中小企業にとって貴重なリソースとなります。ブランドイメージの制作にはデザイナーの雇用や外注にコストがかかるため、中小企業にとっては大きな負担です。

ImageFXなら、SNS用のコンテンツやニュースレターのビジュアルなどを社員が無料で作成できます。日常的に必要とされる画像を低コストで生成できるため、マーケティング活動の拡大にも貢献するでしょう。

教育・研修コンテンツの作成

企業の研修プログラムにImageFXを活用することで、分かりやすい学習材料を作成できます。座学研修には抽象的な概念が多く、説明が難しいと感じる担当者は少なくありません。

ImageFXを活用すれば、複雑な情報をイラストで分かりやすく伝えることが可能です。研修担当者の負担軽減だけでなく、受講者の理解促進にもつながります。

ImageFXでビジネスの競争力を高めよう

ImageFXは、高品質な画像を効率的に生成したい組織にオススメです。組織への導入により、デザイン作業の時間とコストを大幅に削減できます。

ImageFXでクリエイティブにおける課題をスピーディに解決し、競争力を高めましょう。

営業・育成支援AIツールも使い、業務をさらに効率化

オンラインでも、オフラインでもAIが商談を録画・議事録を作成してくれる営業支援AIツール「ACES Meet

このツールは、商談やミーティング中の様子を録画、AIが自動で文字起こし、議事録の作成まで行えます。また、話しているスピードや内容などをAIが解析し、どんなトピックにどれくらい時間を使ったのか、重要な箇所はどこなのかを分かりやすく表示します。

この議事録を見ることで、振り返りやナレッジの蓄積、タスクの抜け漏れ防止にもなります。また、トッププレイヤーの録画映像は、生きた教材となり、良質なOJTとなるでしょう。

まずは情報収集として、お気軽に資料をダウンロードしてみてください。

ACES Meet-松浦聡美

執筆者

松浦 聡美

営業や転職領域を得意とするライター。会社員や社会人留学、フリーランスと、さまざまな経験をした立場から働き方やキャリアをテーマに執筆中。今の興味は業務効率化に有効な生成AIツールの使い方を研究すること。

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