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従業員のモチベーションアップの方法は?高まりやすい組織の特徴も解説

更新日:2024年06月26日

公開日:2024年06月26日

従業員のモチベーションをアップさせることは、企業の生産性や定着率に大きな影響を与えます。モチベーションアップに効果的な方法を知り、自社で取り入れたいという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、モチベーションの意味や種類、維持・高める方法、高まりやすい組織の特徴について解説しています。モチベーションを向上させる方法について理解を深め、自社で活用していきましょう。

モチベーションとは?

モチベーションとは、個人が目標や欲求を達成しようとするときの内的なエネルギー、または動機づけを指す言葉です。行動を起こす原動力ややる気の源であり、目標に向かって努力する意欲や興味、熱意を表します。

モチベーションが高ければ目標に向かって積極的に行動し、良い成果をあげることが期待できます。逆に、モチベーションが低い場合、目標を達成するために必要な努力を続けることが困難だと感じるでしょう。

モチベーションは外部からの刺激や内部の欲求、価値観、達成感などに影響を受けます。人により、どの要素が特に必要となるかは異なるため、各人に合ったモチベーションアップ施策が必要です。

モチベーションには2種類ある

モチベーションには、自分の内側から生まれる内発的モチベーションと、外部環境による外発的モチベーションの2種類があります。両方をバランスよく取り入れるとモチベーションアップに効果的です。

内発的モチベーション

内発的モチベーションとは、個人が内側から感じるやる気や意欲のことです。これは、活動そのものが楽しい、興味深い、挑戦的であると強く感じることで生まれます。たとえば、趣味を楽しむ、自己成長を感じる、創造的な活動に没頭するなどが内発的モチベーションです。

相手から何かを得ることでモチベーションが上がるわけではないので、自分らしさを活かしつつ高いモチベーションが維持できます。このタイプのモチベーションは持続力が長く、深い満足感や充実感をもたらすうえ、成果にもつながりやすいのがメリットです。

内発的モチベーションが強ければ強いほど集中力が発揮され、目標達成に向けて行動を起こします。

外発的モチベーション

外発的モチベーションとは、外部から与えられる刺激によって引き起こされるやる気や意欲のことです。これは、金銭的な報酬、昇進、称賛、承認などの外部の要因による動機づけです。たとえば、ボーナスのために働く、上司からの評価を得るために努力するなどが外発的モチベーションになります。

外発的モチベーションは、すぐに行動を起こさねばならない場合に、きっかけになりやすいのがメリットです。ただし、具体的な報酬が得られる限り効果がありますが、報酬がなくなると低下しやすいという特徴があります。

また、外部からの刺激は時間が経つと慣れたり耐性がついたりするため、持続期間が短いのがデメリットです。

生産性向上のために従業員のモチベーションを高める方法

企業の生産性を向上させるためには、従業員が高いモチベーションを持っていることが重要です。ここでは従業員のモチベーションを高める方法について解説します。

最終的なゴールを明確にする

従業員に対して、最終的なゴールやビジョンを明確に伝えることは非常に重要です。これにより、従業員は自分の仕事が会社全体の成功にどのように貢献しているかを理解しやすくなります。ゴールをわかりやすくするためには、数字や資格、地位などの明確な基準を示すと効果的です。

目標となる売上達成や昇進などを外発的モチベーションとすることで業務に対するやる気を引き出せます。会社と具体的なゴールを共有することで、従業員は目指すべき方向性を把握し、意欲的に取り組むことが期待できます。

上司やリーダーは部下の行動を見守り、失敗したときには責任を負う姿勢を見せることで、不安なく挑戦できるようになるでしょう。

細かな目標を設定する

大きなゴールを達成するためには、そこに至るまでに細かな目標を設定することが効果的です。ゴール達成に必要な要素を細分化し、小さな目標を立てるようにしましょう。短期的な目標やマイルストーンを設定することで、達成感を積み上げながら大きなゴールに向かうことができます。

段階的な達成感や満足感を得ることは、自ら湧き出る内発的モチベーションです。自分で立てた目標を一つひとつクリアしていくことはマネジメント能力の向上にもつながります。細かな目標を設定することで、モチベーションを持続させながら、長期的な目標達成が可能になります。

目標に対する達成結果を可視化する

目標達成の進捗状況や結果を可視化することで、従業員は自分の努力がどのように実を結んでいるかを実感できます。ゴールまでの進捗が把握しやすくなり、満足感や達成感を得ることもでき、モチベーションの向上に効果的です。

グラフやチャート、進捗レポートなどを活用し、達成度合いを見える化することで、従業員はより自分の成長を確認しやすくなります。目標達成の成果を社内報などで共有すると、周囲からの反響も得られ、さらにモチベーションを引き上げられるでしょう。

目標を達成することによるメリットを共有する

目標を達成することによる具体的なメリットを従業員と共有することは、モチベーション向上に効果的です。これには、昇進やボーナス、社内表彰などの外的報酬だけでなく、達成感や自己成長などの内的報酬も含まれます。

メリットを明確に伝えることで、成長した自分や周囲の評価、会社からの期待など達成後の環境をイメージすることが可能です。これにより、従業員はモチベーションが高まり、目標達成に向けて努力する意欲を継続できます。

従業員に適材適所で働いてもらう

従業員が自身のスキルや強みを活かせるポジションで働けるようにすることは、モチベーション向上につながります。自分にふさわしい、「やりたい仕事」を任せられると、「やらされている仕事」に比べ積極的に取り組めます。

面談の際にどのような仕事がやりたいのかを聞くようにしましょう。部下のやりたい仕事や経験、スキルを把握することで可能な限り希望の仕事を任すことができます。適材適所の配置が行えると、従業員は自分の能力を最大限に発揮でき、仕事に対する満足感や達成感を得られるでしょう。

能力を活かした希望のキャリアが築ける会社であると認識されれば、定着率も高まります。無理やり苦手な業務を行う場合と比べ、生産性も向上します。

マルチタスクを排除する

マルチタスクは生産性を低下させ、疲労感やストレスを増加させる要因の一つです。従業員に対して、一度に一つのタスクに集中できる環境を提供することで、効率が上がり、仕事の質も向上します。これにより、低下していたモチベーションも高まることが期待できます。

そのような環境を整備するためには、明確な優先順位を設定し、不要なマルチタスクを排除することが重要です。一つのタスクに集中できれば生産性が向上し、やり遂げることで達成感を得られます。マルチタスクをしているよりも効率が良くなり、モチベーションも維持しやすくなるでしょう。

従業員のスキルの向上に投資する

従業員のスキル向上に投資することは、長期的なモチベーション向上につながります。現状のスキルのまま停滞することは、業務に対するやる気を削ぐからです。研修やセミナー、自己啓発プログラムなどを提供し、専門性を高めるサポートを行いましょう。

それにより、従業員は自分の成長を実感でき、仕事に対する意欲が高まります。また、スキルアップによりさらに大きな目標達成が可能になります。従業員それぞれのスキルが向上することにより、業務の効率化や革新が促進されるでしょう。

定期的に面談を行う

定期的な面談を通じて、従業員とコミュニケーションを図り、フィードバックやアドバイスを提供することは重要です。面談を通じて、従業員の悩みや問題を把握し、サポートすることで、モチベーションを維持しやすくなります。

モチベーションを保つ要因は日々変化していくため、定期的に実施することが大切です。定期的な面談が行われることで、従業員は現状の不満をすぐに伝えることができ、悩みやストレスを抱え込まずに済みます。

また、面談は従業員が自己評価やキャリアパスを考えるための機会です。今後の願望を聞き、自己成長を促進できる重要な取り組みであり、定着率向上にも効果的です。

従業員のモチベーションを維持する方法

従業員のモチベーションは一定ではなく変化していきます。内外的な要因によって高まったモチベーションを維持させるために、以下の方法を取り入れてみましょう。

業務をルーティーン化する

業務をルーティーン化することで、従業員はスケジュールやタスクが予測可能になり、ストレス軽減や作業効率向上が見込めます。定型的な業務を持つことで、作業の自動化や効率化が進み、生産性を高めることが可能です。

大きなストレスを感じずに着実に業務を積み上げていけるため、目標に到達することが容易になります。それにより、段階的に小さな達成感を得られ、モチベーションを維持しやすくなります。取り組む際にはどの工程をルーティーン化できるか、従業員とともに考える姿勢が大切です。

互いに褒め合える環境を作る

従業員同士がお互いに褒め合う文化を育むことは、個々人のメンタルを高め、モチベーション維持に効果的です。定期的なフィードバックや感謝の表明により、従業員は自身の成果を認識し、やる気を保つことができます。

また、相手の良いところを見つけ褒めることは、自分自身の気持ちも高めます。褒めた相手の笑顔や感謝の言葉は自己充足感をもたらすからです。ポジティブなフィードバックはチームの結束力を高め、協力関係の強化に役立つため、部署全体の生産性向上につながります。

オンとオフのバランスを考慮する

従業員がモチベーションを維持するには、仕事とプライベートのバランスを保つことも重要です。長時間労働や過度なストレスは、心身的な疲弊をもたらし、モチベーションを低下させる要因となるからです。年長者は、過去の労働環境を押し付けない意識を持ちましょう。

職場全体がワークライフバランスを考慮した体制になっていれば、従業員は積極的に有給休暇などが取得できます。適切な休息やレジャー活動を支持し、健康的なライフスタイルを支援することで、従業員のリフレッシュ促進が可能です。それにより、仕事へのやる気を保つことができるようになります。

セミナーへの参加を促す

従業員が自己成長やスキルアップの機会を得られるよう、セミナーやトレーニングへの参加を積極的に促すことが重要です。新しい知識やスキルの習得は、従業員のモチベーションを高め、仕事に対する自信ややる気を増加させます。セミナーへの参加は従業員が組織の成長に貢献できると感じさせ、モチベーションを維持する一因でもあります。

また、セミナーでは職場の同僚とは異なる価値観や環境の人と出会える場です。参加者は目標実現や自己成長への意識が高い人が多く、そこで新たな刺激を受けることが期待できます。モチベーションを高めあえる仲間を見つけることもできるでしょう。

モチベーションの高い人との交流を促進する

モチベーションの高い従業員との交流を促進し、他者の意欲や行動パターンから刺激を受けられる環境を提供しましょう。モチベーションの高い人と交流することで、考え方、働き方、ルーティーン、休息の取り方などを知り、参考にすることができます。

このような交流は従業員にポジティブな影響を与え、やる気や目標達成意欲を刺激する外発的モチベーションになります。交流の場につながるようなチーム内での情報共有やチームビルディング活動を導入しましょう。従業員同士の交流を促進し、部署全体の効率性も向上できます。

従業員のモチベーションが高まりやすい組織の特徴

組織が、従業員のモチベーションが高まりやすい環境を整えることも重要です。ここでは、モチベーションが高まりやすい組織にするポイントを解説します。

失敗を許容できる環境が整っている

組織が失敗を許容できる文化を持っていると、従業員は新しいアイデアやイノベーションに取り組みやすくなります。失敗から学ぶ機会が提供されることで、従業員はリスクを恐れずに挑戦し、自己成長や組織の発展に貢献することができると感じます。

失敗を恐れる必要がないため、従業員は高いモチベーションを持ち、のびのび働けるようになるでしょう。逆に、従業員が失敗を恐れるような環境では、固定観念から抜け出せず、新たなチャレンジや柔軟なアイデアが生まれにくくなります。このような環境では若い従業員ほどモチベーションが下がりやすくなる傾向があります。

インセンティブ制度が整っている

インセンティブ制度が整っている組織では、従業員が目標達成や成果に応じて報酬や特典を受け取ることができます。このような報酬体系は、従業員の努力や成果を正当に評価し、モチベーションを高める要因となります。

インセンティブ制度は、新入社員から経験を積んだ社員まで幅広く動機づけに利用できるのもメリットです。頑張りや成果が目に見える形で評価されることで、従業員の承認欲求も満たされます。企業に対する信頼感や帰属意識も高まり、モチベーションと定着率の向上に効果的です。

常にコミュニケーシが取りやすい人間関係が構築されている

組織内でコミュニケーションが円滑に行われる環境が整っていると、従業員は自分の意見やアイデアを積極的に発信しやすくなります。仕事に対し不満や不安を抱えている場合でも、日頃からコミュニケーションを取っていると、話を切り出すことも容易です。

上司や同僚とのオープンなコミュニケーションにより、問題解決や情報共有が促進され、従業員のモチベーションが向上するでしょう。社内のより良い人間関係の構築は、定着率向上にもつながります。

意欲的なチャレンジをさせてくれる

組織が従業員に意欲的なチャレンジや成長の機会を提供する場合、従業員は自己成長やスキルアップに向けて努力しやすくなります。新しいプロジェクトや責任あるポジションの提供、挑戦的な業務内容への参加などが、従業員のモチベーションを高めます。

そのような試みは、優秀な人材の確保につながるため、企業の成長にも欠かせません。組織が柔軟な思考を持ってイノベーションに取り組むことで、従業員の意欲や団結、成長が期待できます。

ワークライフバランスも重視してくれる

組織が従業員のワークライフバランスを重視する場合、従業員は仕事とプライベートの調和を図りやすくなります。柔軟な労働時間やリモートワークの提供、休暇や休息の促進などを行いましょう。このような取り組みは、従業員の健康や幸福感を高め、モチベーションを維持する助けとなります。

ワークライフバランスの整備された環境なら、従業員は自分のタイミングでオンオフを切り替えて働くことが容易になります。それにより、メンタルやモチベーションのコントロールが可能です。オン状態でモチベーションを高めて業務に取り組めるため、生産性も向上するでしょう。

モチベーションアップの方法を取り入れ、社員と企業の成長を促進しよう

従業員のモチベーションの有無は、企業の生産性や離職率に大きな影響を与えます。モチベーションをアップさせるには、個人の状況や考えを理解し、原動力を生み出せるような適切な方法を取り入れることが重要です。

モチベーションが日々変化することを考慮し、高めたまま維持する方法や高める職場づくりに取り組みましょう。働きやすく自己の成長が望める職場であることが大切です。自社に足りない要素を導入し、モチベーションアップによる生産性向上を目指しましょう。

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執筆者

ACES Meet 編集部

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