Microsoft、新しいTeamsを一般提供開始。速度は最大2倍、メモリ使用量は50%削減、Copilotと連携
更新日:2023年12月12日
公開日:2023年10月13日
米Microsoftは2023年10月5日、新しい「Microsoft Teams」のアプリ(Windows/Mac)の一般提供を開始。このアプリは今年3月からプレビュー版として公開されていたもの。また、教育機関用のリリースも同日に開始され、仮想デスクトップインフラ(VDI)や政府クラウドの顧客(GCC、GCC-H、DoD)向けのパブリックプレビューも開始されている。
Teamsの速度は最大2倍、メモリ使用量は50%削減
MicrosoftはTeamsを全面的に見直し。高速でシンプルかつインテリジェントで適応性のあるアプリケーションを提供すること、そして効果的なコラボレーションを支えることで、生産性を向上させることを目標とした。その結果、新しいTeamsは、メモリ消費を50%減少させつつ、パフォーマンスは最大2倍に向上したという。
新しいTeamsへの移行は自動で更新
新しいTeamsへの移行に手続きは必要ない。現在のTeamsユーザーは、数ヶ月のうちに自動で新しいTeamsにアップデートされる予定。新しいTeamsへすぐに移行する場合、元のTeamsの左上にあるトグルボタンを切り替えるだけでOKとのこと。
Microsoftの生成AI「Copilot」と連携予定
新しいTeamsは、Microsoftの生成AI「Copilot」との連携が予定されている。Teams内のCopilotは、最新の会話情報をキャッチし、会議を効果的に行い、すべてのタスクを一箇所で管理するサポートを実現するという。
たとえば、TeamsのチャットでのCopilotを活用すると、長いスレッドをたどることなく、キーポイントやアクションアイテム、決定事項を迅速に確認でき、会話の背景を理解するのが簡単になりる。また、Teamsの会議におけるCopilotは、リアルタイムでの議論の要約や、参加者の意見が合致しているかどうかなどととおして、会議の有効性を最大化する。
さらに、Microsoft Graphの力を借りて、Copilotはさまざまなドキュメントやプレゼンテーション、電子メール、カレンダーの招待、メモ、連絡先などの情報を探し出し、それをTeamsアプリ内で一元化できるという。
参考:Microsoft Teams(チームズ)とは?機能や始め方、基本操作を解説
参考:Announcing general availability of the new Microsoft Teams app for Windows and Mac