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図解生成AI「Napkin.ai(ナプキンエーアイ)」とは?使い方や活用事例について解説

ACES Meet blog-Napkin.ai

更新日:2024年09月25日

公開日:2024年09月25日

「アイデアはあるのに図式化できない」「図解が苦手」という人は少なくありません。図解生成AI「Napkin.ai」を使用すれば、図を直感的に作成でき、資料作成が今よりもスムーズになります。

この記事では、Napkin.aiの特徴や使い方、ビジネスでの活用方法について解説します。

Napkin.ai(ナプキンエーアイ)とは

Napkin.aiは、文章から自動で図やグラフを作れる無料の生成AIです。図やグラフを作る過程で資料も自動作成できるため、作業効率を上げてくれるAIツールといえます。

以下は、Napkin.aiを使って5秒ほどで生成した図です。

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これまでもAIによる図解やグラフ作成はできたものの、デザイン性やカスタマイズ性には欠ける印象でした。Napkin.aiではこのような図を簡単に作れるうえ、目的に合わせた調整も可能です。

2024年9月より日本語にも対応し、日本での使い勝手がさらによくなりました。

参考:Napkin.ai

Napkin.ai(ナプキンエーアイ)の特徴

Napkin.aiが、ほかの図解生成ツールと異なる点を知りたい人も多いでしょう。ここでは、Napkin.aiの特徴について解説します。

直感的な操作画面

Napkin.aiの最大の特徴は、直感的に使える操作画面です。複雑なメニューや細かい設定はなく、初めての人でも迷わずに使い始められます。

チュートリアルに沿って進めれば、アイデアをすばやく視覚化できます。技術的な知識がなくてもプロ級の図解を作れるため、アイデアの具現化に集中できるツールです。

図やグラフの種類が豊富

Napkin.aiは、豊富なテンプレートを用意しています。フローチャートやマインドマップなど、さまざまな種類の図やグラフを作成可能です。

さらに、各図表は色やフォント、レイアウトを自由に調整できます。一見複雑な情報でも誰もが分かりやすい形で視覚化できるツールです。

資料作成を一つで完結できる

Napkin.aiは単なる図解生成AIではなく、プレゼンテーション資料の作成をオールインワンで行えるツールです。資料テーマを入力するとAIが資料テキストを自動で生成し、あとは図解を作るだけの状態になります。

テキスト入力や装飾、図解の編集機能などが統合されているため、複数のツールを行き来する必要がありません。作業効率がアップし、より創造的な作業に時間を割けます。

Napkin.ai(ナプキンエーアイ)の使い方

ここからは、Napkin.aiの使い方を順を追って説明します。

①新規登録とログイン

まずはサイトにアクセスし、右上の黒いボタンから新規登録します。

ログインすると「Create my first napkin」というボタンが出てくるので、クリックします。

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②図解作成の下準備(資料作成)

Napkin.aiでは、テキストを準備したうえで図解を作成する流れをとります。すでに資料を用意している人は、アップロードが可能です。

今回は資料の用意がない場合として、AIによりテキストを作成する方法を選びます。「By generating text using AI」をクリックします。

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テキストボックスに、資料のテーマを入力します。今回は「DXについて」と入力してみました。

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すると、タイトルやDXの定義、重要性やまとめといった、テーマに沿った資料が完成しました。

③図やグラフの生成

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テキスト左側に出てくる青色のマークを押すと、AIにより図が生成されます。図の種類はさまざま用意されているので、テーマや伝えたいことに合ったものを選びましょう。

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④資料や図解をエクスポートする

生成した図解は、図やグラフ単体、もしくは資料全体のエクスポートが可能です。

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図解単体を保存する場合は、ドラッグ&ドロップで図を選択し、ダウンロードマークをクリックします。資料全体を保存する場合は、画面右上の「Share」ボタンをクリックしましょう。

Napkin.ai(ナプキンエーアイ)で図や資料を充実させる方法

Napkin.aiの機能は、図や資料を自動生成するだけにとどまりません。ここでは、Napkin.aiで図や資料を充実させる方法を解説します。

図解の色やフォントを変える

Napkin.aiでは、生成した図の色や文字のフォントを変えることもできます。生成した図をクリックすると書式メニューが出てくるので、資料テーマに合うスタイルに変えましょう。

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アイコンの配置を変える

生成した図のアイコンは、適宜位置を変えることも可能です。

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ドラッグ&ドロップで、アイコンの位置を好きな場所に変えられます。

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生成結果が不十分な場合や、図の内容を変えたい場合に便利です。

文章を編集・装飾する

Napkin.aiで生成した文章は、個人で編集・装飾することも可能です。生成された文章を部分的に編集すれば、オリジナリティ溢れる資料を作成できます。

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たとえば、文章に蛍光ペンを入れてコメントをつけておくこともできます。社内で文章の編集画面を共有する際にも、便利な機能です。

Napkin.ai(ナプキンエーアイ)の活用例

Napkin.aiはその柔軟さから、さまざまなシーンで活用可能です。ここでは、Napkin.aiの活用例を4つ紹介します。

自己紹介

Napkin.aiは、就活やプレゼンテーションでの自己紹介文作成にも有効です。

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自分の出身地や興味、スキルを簡単にまとめてファイルをアップロードすれば、自己紹介のテンプレートが完成します。重要な部分に図を使えば、相手によく伝わる資料に仕上がります。

学習の補助

Napkin.aiの図解生成機能は、学習のサポートツールとしての活用も期待できます。概念や物事全体の流れのような、文章では分かりにくい部分を図解化することが可能です。

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たとえば「関ヶ原の戦い」のような歴史上の出来事の図解を生成すれば、戦いの流れを視覚的に理解できます。文章だけではなかなか学習が進まないという人は、Napkin.aiにより自分専用の教科書を作るのもオススメです。

マニュアル作成

Napkin.aiの図解生成機能は、マニュアル作成でも力を発揮します。複雑な手順を分かりやすく視覚化することで、読者が自力で課題解決できるマニュアル作成が可能です。

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たとえば、コーヒーマシンの取扱説明書なら、操作手順をイラストで表現できます。機械の操作方法や新人教育マニュアルなど、初心者がつまずきやすい分野での活躍が期待できるでしょう。

プレゼンテーション資料作成

Napkin.aiは、プレゼンテーション資料の作成にも効果的です。Napkin.aiなら数値のグラフ化もできるため、これまでExcelで時間をかけて作っていた人でも数秒で図が完成します。

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たとえば、部活動の活動報告なら月別練習時間を折れ線グラフで表せます。アイデアを魅力的に伝えたい学生や、効率的な資料作りを求めるビジネスパーソンに最適です。

Napkin.ai(ナプキンエーアイ)は商用利用OKだが注意点あり

Napkin.ai(※1)によると、生成物の商用利用は許可されているものの、一点注意が必要です。

コンテンツの使用:生成されたビジュアルコンテンツは、再販またはマーケティング目的で使用できます。ただし、検索の結果から得られた個々のアイコン、イラスト、またはコレクションを再販することは禁止されています。

上記からは、生成された図や資料をコンテンツとして販売したり、マーケティングで用いたりすることはOKと解釈できます。

しかし、生成されたアイコンやイラスト単体での販売は禁止とされています。

つまり、アイコンやイラストは資料の一部として、もしくは自身のオリジナルコンテンツに組み込む場合はOKといえるでしょう。

許可されていること生成された資料の販売生成された図を使ったコンテンツの販売
してはいけないこと生成されたアイコンやイラスト単体の販売

(※1)参考:NapkinAI「Terms and Conditions」

Napkin.ai(ナプキンエーアイ)がもたらす資料作成の将来性

これまでにも図解機能が搭載されたAIはあったものの、図のデザインを選べないことや修正がしにくいことが難点でした。また、パワーポイントをはじめとする資料作成ツールでは、図を自力で作成しなければならず、作業に手を煩わせていた人も少なくないでしょう。

Napkin.aiならカスタム可能な図解をすぐに作れるだけでなく、資料作成と平行して行うことが可能です。

今後、Napkin.aiの使用が一般的になれば、ビジネス資料作成がよりスムーズになり、業務の生産性向上が見込めます。さらに、Napkin.aiの機能がパワーポイントやほかの資料作成ツールに搭載されれば、多くの場面で資料作成がより便利になるでしょう。

今後のNapkin.aiの普及に、期待がかかります。

Napkin.ai(ナプキンエーアイ)で資料作成をスムーズに

Napkin.aiなら、初心者でも簡単にプロ級の資料を作成できます。無料で使えるので、プレゼン資料やマニュアル作成などに活かして、業務効率化を目指しましょう。

営業・育成支援AIツールも使い、業務をさらに効率化

オンラインでも、オフラインでもAIが商談を録画・議事録を作成してくれる営業支援AIツール「ACES Meet

このツールは、商談やミーティング中の様子を録画、AIが自動で文字起こし、議事録の作成まで行えます。また、話しているスピードや内容などをAIが解析し、どんなトピックにどれくらい時間を使ったのか、重要な箇所はどこなのかを分かりやすく表示します。

この議事録を見ることで、振り返りやナレッジの蓄積、タスクの抜け漏れ防止にもなります。また、トッププレイヤーの録画映像は、生きた教材となり、良質なOJTとなるでしょう。

まずは情報収集として、お気軽に資料をダウンロードしてみてください。

ACES Meet-松浦聡美

執筆者

松浦 聡美

営業や転職領域を得意とするライター。会社員や社会人留学、フリーランスと、さまざまな経験をした立場から働き方やキャリアをテーマに執筆中。今の興味は業務効率化に有効な生成AIツールの使い方を研究すること。

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