Google Meetはオフラインにも活用できる？
更新日：2023年12月13日
公開日：2023年06月30日
オンライン会議用のツールとして、世界中で広くGoogle Meetが利用されています。使い勝手の良いオンライン会議ツールですが、実はGoogle Meetがオフライン会議（対面会議）にも有効活用できることをご存じの方は、案外少ないのではないでしょうか？
コロナ禍ではオンライン商談が中心だった企業でも、再びオフライン回帰が見られるようになりました。オンラインとオフラインのハイブリッド会議・営業が主流となりつつある今、ぜひオフラインの場でもGoogle Meetを有効に活用していきましょう。
目次
Google Meetはオフライン会議（対面会議）でも役立つ
「Google Meetをどうやってオフライン会議で使うの？」と思う方もいるでしょう。オフライン会議（対面会議）に参加する際、メンバーそれぞれが端末を持参してGoogle Meetを立ち上げ、普段のオンライン会議と同様に使うだけです。他に特別な準備や段取りはいりません。
参考：Google Meet（グーグルミート）とは？機能や始め方、参加する方法を解説
なぜGoogle Meetがオフライン会議（対面会議）に役立つのか？
Google Meetには、会議の内容を録画する機能があります。オンライン会議ではこの録画機能を使う機会が多いかもしれませんが、オフライン会議（対面会議）では、そもそもGoogle Meetを立ち上げる機会がないことから、録画機能を使うこともないでしょう。
しかし、オンライン会議であれオフライン会議（対面会議）であれ、会議の内容を動画で残しておくことは、事後的に内容を振り返りたいときや議事録作成する時などに有効です。一般的には録画せずに行う対面商談においても、あえて録画しておくことで、のちの「言った、言わない」のトラブルを避けることもできるでしょう。
議事録作成ツールと連携させれば利便性が向上
オフライン会議（対面会議）にGoogle Meetを導入する際、より利便性を向上させるための手段として、議事録作成ツールとの連携をおすすめします。
議事録作成ツールとは
議事録作成ツールとは、AIが会議中の音声を認識し、自動的に文字起こし・議事録作成を行うツールです。音声認識による議事録作成を目的としたツールなので、リモート会議を目的としたGoogle Meetなどに比べ、音声認識精度の高さが特徴です。中には「ええと」「あのう」など、意思伝達に必要のないフィラー音を自動的に排除して文字起こしするツールもあります。
認識した音声は話者別に分けられ、所定のフォーマットに従って要点をまとめながら議事録を自動作成。人が行う作業は、でき上がった議事録に目を通して誤字等の有無をチェックしたり修正したりする程度です。特に営業部署の議事録作成工数が大幅に削減されることから、全体的な営業件数の増大が期待できます。
議事録作成はGoogle Meetだけでは限界がある
Google Meetには録画機能やリアルタイムの文字表示機能はありますが、議事録作成機能はありません。また、2023年5月時点では、日本語の文字起こし機能もありません。
録画機能や文字表示機能は、オフライン会議（対面会議）にある程度は役立ちますが、議事録作成の工数を減らす効果は大きくないでしょう。Google Meetの録画履歴から議事録を作成するためには、録画を見ながら人の手作業で行うことになります。従来ある「録音を聞きながら手作業で行う」という工程と、実質的に大きな違いがないと言わざるを得ません。
Google Meetと議事録作成ツールを連携させるメリットとは
上述の通り、Google Meetと議事録作成ツールを連携させることで、議事録作成の工数が大幅に削減されます。この1点のメリットだけでも、営業部署においては革命的な業務効率化につながる可能性があるでしょう。
また、議事録作成ツールが自動的に行った録画・文字起こし・議事録等の情報は、社内の関係者全員で迅速に共有可能です。オフライン会議（対面会議）では、情報のブラックボックス化が問題視されることもありますが、議事録作成ツールによる迅速な共有により、情報のブラックボックス化・属人化の防止にも役立つでしょう。
さらには、議事録作成ツールに蓄積された会議・商談の録画データは、ライブラリ化して分類保管しておくことが可能です（ツールによります）。録画データの中から重要な商談をライブラリ化して分類しておけば、新人育成や営業研修の重要な教材として使えるため、長い目で見れば社内全体の営業力向上につながるのではないでしょうか。
業務効率化と営業力向上を目指す頼もしい組み合わせ
Google Meetはオンライン会議向けのツールですが、オフライン会議（対面会議）でも大いに活用が可能です。活用する際には、より利便性を高めるため議事録作成ツールと連携させましょう。業務効率化だけではなく長期的な営業力向上にも、きっと役立つ組み合わせになるのではないでしょうか。
