【Android対応】オススメの議事録アプリ5選|議事録アプリの選び方も解説
更新日:2024年03月11日
公開日:2024年01月17日
会議内容を記録する議事録は、社内の情報共有に欠かせません。ですが、作成に時間がかかることが難点です。そこで、議事録の作成ができる「議事録作成アプリ」を導入する企業が増えています。まだ、導入していないが「詳細を知りたい」「検討してみたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Androidに対応した議事録アプリの概要や導入するメリット、注意点などを解説しています。Androidをお使いの方にオススメの議事録作成ツールも紹介していますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
議事録作成アプリとは?
議事録作成アプリとは、音声認識機能を利用して会議の音声を文字起こししてくれるツールです。通常、議事録を作成するときは録音や録画した会議の内容を、後で聞き返して文字起こし、要点をまとめるなどの作業が必要になり、多くの時間を取られます。
議事録作成アプリを用いることによって、会議の音声を聞き返す時間、文字に起こす時間、情報を要約する時間が必要なくなり、効率的に議事録が作成できます。発言者を認識して、話し言葉や文脈を理解した上で文章を作成してくれますし、会議の内容を聞き逃す心配もありません。
これまでと同じ様式の議事録を始めに指定することで、その様式にそって作成することも可能です。ツールによってはAIが重要な情報や意見、キーワードの自動抽出も行ってくれるので、要点を逃さずわかりやすい議事録ができ上がります。
さらに便利なのは、会議後すぐに議事録を社内や商談相手などに共有できることです。これにより素早い情報共有が可能になり、生産性や受注率の向上が見込めます。この他にもビジネスに役立つさまざまな機能が搭載されているため、業務の効率化が図れます。
議事録作成アプリを利用するメリット
議事録作成アプリを導入すると、議事録作成業務の効率化だけでなく、社内共有や管理面でも役立ちます。以下で具体的に解説していきます。
議事録作成を効率化できる
議事録作成アプリを導入すると、議事録作成にかかる手間や時間を大幅に削減できます。これまで議事録を作成するためには終了後に録音した音声を聞きながら、手作業で内容を記述する作業が必要でした。
手作業でまとめるには会議時間の倍以上の時間がかかり、その分通常の業務が圧迫されます。また、重要なポイントは会議中にメモを取ったりするため、会議に集中できないなどの弊害もありました。
議事録作成アプリを利用すると、会議内容を逃さず記述してくれるため、記載漏れもなく短時間で議事録が出来上がります。重要なポイントを自動抽出してわかりやすく表示してくれるため、出席していない人にも内容や要点が容易に理解できるでしょう。
議事録作成にかかる時間を削減し、本来の業務に集中できるようになるため、生産性の向上も期待できます。
議事録の共有が容易になる
議事録作成アプリを使うと、会議の終了後すぐに議事録ができ上がります。その議事録をチャットやメールで送信すれば、短時間で情報の共有が可能です。
アプリによっては自動でクラウドストレージに取り込まれ、誰でも閲覧などができる機能もついています。相手がアプリを開くだけで共有できるため、質の高い議事録を迅速に容易に共有することができるでしょう。
共有した情報を即座に業務に活かすことができますので、業務への支障も最低限にできるでしょう。リアルタイム翻訳機能が搭載されたアプリなら、海外の取引先やスタッフとも簡単に意思の疎通が図れ、議論を深めることができます。
また、クラウドで議事録を共有することにより物理的な文書が必要なくなり、情報へのアクセシビリティを高めることができるようになります。
議事録の管理が楽になる
議事録作成アプリはスマホやタブレットから利用できるため、時間や場所にとらわれず議事録の確認や管理ができるようになります。議事録の編集や最終チェックも隙間時間で行うことができるので、時間を無駄にすることがありません。
また、データベースやクラウドに議事録を保存すると過去の議事録にも容易にアクセスできるようになります。検索や分類・整理も簡単にでき、見たい会議内容をすぐに表示して情報を得ることが可能です。
アプリの中にはAIが内容を探してテキスト化してくれるものもあり、議事録を読むこともなく情報にたどり着くことができるものもあります。物理的な議事録保管スペースも必要なくなり、管理が楽になるでしょう。
議事録作成アプリを利用する際の注意点
議事録作成アプリを導入することにより、効率的に議事録が作成できますが、利用する際には以下の点に注意が必要です。
音声認識機能にミスが起こり得る可能性がある
議事録作成アプリは高精度な音声認識機能を搭載していますが、技術は完璧ではありません。そのため、会議中に外部環境のノイズが入ったり、複雑な発言や固有名詞がある場合は正確性に影響が出ることがあります。
そのため、、つじつまの合わない文章になったり、誤字脱字が発生する場合も。情報そのものが誤ったまま記述される場合もあり、そのまま共有してしまうとトラブルやミスの原因にもなりかねません。
アプリで作成された議事録は必ず人の目で確認し、修正・編集や最終確認を行うことが不可欠です。確認の手間を少なくするためにも、できるだけ音声認識の精度が高いアプリを選択すべく、比較・検討しましょう。
使いこなすまでに時間がかかる場合がある
新しいツールや技術を導入する際は、使用する全員が使い方や機能を理解し、操作に慣れることによって効果的に活用できるようになります。操作が難しかったり、高度な機能やカスタマイズが必要なツールの場合はトレーニングやサポートが必要になり、時間がかかるでしょう。
そのため、できるだけユーザーインターフェースが使いやすく、利用する機能に簡単にアクセスできるアプリを選ぶようにしましょう。直感的に使えるものほど操作性がよく、シンプルなデザインのものほど簡単に使用できます。PC操作が苦手な人でも使いやすいものを選ぶことが肝心です。
議事録作成アプリの選び方
議事録作成アプリはさまざまな種類があり、どれを選べば良いのか迷う人が多いかもしれません。ここでは自社に合った議事録作成アプリを選ぶ際のポイントを解説します。
自社に必要な機能が備わっているか
議事録作成アプリには、自動文字起こし機能や録音・録画など基本的な機能のほかにも、業務に役立つ機能がいろいろ搭載されています。たとえば、多言語翻訳表示機能やファイルの添付、タスク管理、エクスポート機能、検索機能などがあります。
機能が多く搭載されていても自社に必要なものが備わっていなければ、別のツールが必要になりますので、まずはどのような機能が欲しいか考えましょう。企業によってシンプルな機能だけで良い場合もありますし、企業内ネットワークに役立つ多彩なものを求めることも考えられます。
規模の大きな会社の場合は参加人数や録画時間、ファイル容量が十分かも確認してから選びましょう。
簡単に使用できるか
議事録作成アプリを導入する際には、ユーザビリティが高いかどうかも重要です。ユーザビリティが高く簡単に操作できるアプリなら、目的の情報や機能に迅速にアクセスでき、慣れるまでの時間も短くて済みます。
簡単に慣れて使いこなせれば、導入後、早期に業務の効率化が図れます。PCなどの操作に慣れていない人でも簡単に利用できるような直感的な操作方法を取り入れたアプリを選ぶのがポイントです。快適に使用できると、アプリの利用頻度や継続性を高めることにつながります。
予算内に収まる費用か
議事録作成アプリを導入する場合は、アプリの費用が予算内に収まるか確認することも重要です。アプリの導入には、初期費用や運用にかかる費用が必要になります。備わっている機能や特徴に対して妥当と思われる価格であるか、しっかりチェックしましょう。
基本機能のみなら無料のアプリもありますし、有料なら機能を比較して相場よりも高いか低いか見極めます。高額なほど良いとは限りませんので、予算の範囲で必要な機能を備えたアプリを選びましょう。
議事録の共有が簡単か
作成された議事録を簡単に共有できる機能があるかも確認しましょう。他のチームメンバーや関係者との共有がスムーズに行えることが重要です。
クラウド上で保存できるタイプであれば、会議後すぐに議事録を作成し自動保存してくれます。相手が同じアプリを開くだけで簡単に議事録の共有ができ、メールなどで送信する手間もかからず便利です。
ファイル容量が十分あれば、大量の議事録を保存でき、管理が容易になります。過去の議事録を見返したり、内容を表示してくれるなど、調べる作業時間も効率的にしてくれます。
翻訳機能がついているか
議事録作成アプリに翻訳機能がついていると、グローバルな環境でのビジネスをサポートしてくれます。たとえば、オンライン会議で多言語が飛び交うような場面であっても、リアルタイム翻訳機能があれば、音声をテキスト化して表示してくれるため、聞き逃すこともありません。
海外の関係者やスタッフと容易に意思の疎通ができますし、議論を深めることもできるでしょう。異なる言語でのコミュニケーションや共有が効果的に行えるため、国際的なビジネスに役立つことが期待できます。
ただし、表示言語が日本語に対応していないアプリもありますので、事前に確認してから決定しましょう。
Android対応|オススメの議事録アプリ5選
ここからはAndroid対応のオススメ議事録アプリを紹介します。各アプリでできることや特徴を押さえて、自社に合ったツールを選択してください。
Speechnotes
Speechnotesはオンライン音声入力アプリです。ログイン不要で簡単に使用できます。Googleの音声入力システムを利用しており、ブラウザであればGoogle chromeで使用することもできます。
会議やインタビューの音声を自動でリアルタイムにテキスト化し、出来上がった文章はGoogleドライブやWord文書として保存可能です。音声コマンド機能などを搭載しているため、Google音声入力にはない便利な使い方ができます。
ただし、録音状態が悪かったり、大勢が参加して議論するような場面では正しい認識ができない可能性があります。
AI GIJIROKU
AI GIJIROKUは、マイクから読み取った音声を自動でテキスト化や翻訳してくれるアプリです。音声の認識精度は非常に高く、音声の再生速度の変更や巻き戻し、5秒ごとのスキップなど細かな操作が可能ですので、議事録の確認に大変役立ってくれます。
リアルタイム翻訳にも対応しており、対応できる言語は30ヵ国語にもおよびますので、グローバルな会議などでも安心して使用できます。
ただし、音声の録音や編集するには有料プランへの加入が必要です。まずは、無料プランで精度の確認や操作性などをチェックしてから有料プランを検討すると良いかもしれません。
VoNo
VoNoは、メモ機能付きの多機能録音アプリです。会議や講義などで利用すると、録音中にタイムラインが流れていて、メモや写真をとると、一緒に保存しておくことができます。
保存したものは時系列で表示されるため、どのタイミングで取ったメモかも一目瞭然でわかります。
巻き戻しや再生、リピートなどの機能もありますので、後から聞き返すときにも便利です。
音声認識精度が高く、滑舌の悪い話者にも対応してくれます。
iRecord
iRecordは、プロ仕様のボイスレコーダーアプリです。すべての操作がワンタップでできるシンプルさが魅力となっています。
高品質な音声認識機能があり、AI技術で精度の高いテキスト化がリアルタイムで可能です。
話者を識別してラベルを付けることができるので、発言者がすぐにわかり、理解しやすくなっています。
録音が終了したらすぐに内容を複数の形式でエクスポートできますので簡単に共有でき、編集も可能です。録音時間は無制限ですので、長時間の講演などにもオススメです。
iTranscribe
iTranscribeは、録音、文字起こし、翻訳、管理、共有が簡単にできるアプリです。60分の音声を5分以内に高精度で文字起こしできますので、会議の終了後すぐに議事録を作成することができます。
多言語翻訳機能もついており、71言語に対応可能です。ワンタップで録音でき、高度なエクスポート機能や共有機能が利用可能です。どの機能も無料で利用できますので、一度試してみて精度や使い勝手を確認してみると良いでしょう。
手軽に使える議事録作成アプリで効率性や生産性を向上させよう
議事録作成アプリはスマホやタブレットで利用できるため利便性がよく、議事録が効率的に作成できるツールです。さまざまな機能が搭載されているタイプなら、社内共有や管理を容易にしてくれたり、業務の生産性の向上も期待できます。
アプリを選ぶ際は、利用したい機能が搭載されているか、簡単に使用できるかなど、確認してから導入しましょう。また、議事録作成アプリを導入する際は、議事録作成だけでなく、付加価値のあるツールを選ぶことも検討しましょう。
議事録作成アプリにAI技術を活用した「ACES Meet」であれば、精度の高い文字起こしが可能ですし、会議内容の分析やトピックの自動解析までを行ってくれます。議事録作成の効率化だけでなく、営業支援や生産性の向上に役立つツールとしてオススメです。
議事録ツールなら高度なAI技術を搭載したACES Meetを
オンラインでも、オフラインでもAIが議事録を自動作成してくれるオンライン商談ツール「ACES Meet」。
商談中の様子を録画して、自動でBANTCの判定や文字起こし、議事録の作成まで行えます。また、話しているスピードや内容などをAIが解析し、どんなトピックにどれくらい時間を使ったのか、重要な箇所はどこなのかを分かりやすく表示します。
この議事録や商談データを自動で作成することで、営業の負荷が下がって商談の件数を増やせるだけでなく、振り返りやナレッジの蓄積にもなります。その結果、自社独自の「勝ちパターン」を作ることができるでしょう。まずは情報収集として、お気軽に資料をダウンロードしてみてください。