【iPhone対応】オススメの議事録アプリ5選|メリットや選び方も解説
更新日:2024年03月11日
公開日:2023年12月20日
会議や商談の内容を記録する議事録は無くてはならないもの。ですが、作成には手間や時間がかかります。その結果、効率的に議事録を作成・共有できる議事録作成アプリが開発され普及するようになってきました。まだ議事録作成アプリを導入していないが、検討してみたいと考える企業も多いのではないでしょうか。
この記事では、iPhoneに対応した議事録アプリの概要や導入するメリット、導入する際の注意点などについて解説しています。オススメの議事録作成ツールも紹介していますので、導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
議事録作成アプリとは?
議事録作成アプリとは、会議の録音や音声を文字起こしするなど議事録作成の効率化が図れるアプリです。手作業で議事録を作成する場合は、録画や録音した会議の内容を、後で聞き返しながら文字にし、まとめる作業が必要になり、多くの時間を取られます。
議事録作成アプリを用いれば、会議の音声を聞く時間と情報を要約する時間が省かれ、効率的に議事録を作れます。会議の内容を聞き逃したり、人による記述の差異もありません。
発言者を認識し、話し言葉や文脈を理解した文章を作成してくれますし、始めに指定しておけばこれまでと同じ様式の議事録を作成することも可能です。重要な情報や意見、キーワードの自動抽出も行ってくれるため、大事なポイントを逃さずわかりやすく記述してくれます。
また、会議後すぐに出来上がった議事録を社内などで共有できるため、素早い情報共有が可能です。この他に、アプリの種類によってはリアルタイムで文字を表示してくれたり、翻訳機能がついているなど、さまざまな役立つ機能が搭載されています。
参考:議事録とは?意味や目的、記載項目から作成する際のコツも解説
議事録作成アプリを利用するメリット
議事録作成アプリを導入すると、議事録作成業務の効率化だけでなく、社内共有が容易になったり、管理面でも役立ちます。以下で具体的に解説していきます。
議事録作成を効率化できる
議事録作成アプリを導入すると、議事録作成にかかる時間や手間を大幅に削減できます。議事録を作成するために会議中にメモを取ったり、終了後に録音した音声を聞きながら内容を手作業で記述する時間が不要になります。
手作業でまとめるには会議時間の倍以上の時間がかかり、記載漏れや要点がわかりづらいなど個人の能力差があるのも問題でした。議事録は会議の内容や重要なポイントを正確に記載する必要があり、出席していない人にも理解しやすいように要約することが重要です。
アプリを使えば重要なポイントを自動抽出してわかりやすく表示してくれるため、情報伝達がスムーズになります。議事録作成にかかっていた時間を本来の業務に充てることができるため、生産性の向上も期待できます。
議事録の共有が容易になる
議事録作成アプリを活用すると、リアルタイムで議事録を作成できるため、会議の終了後すぐにファイルをメールやチャットなどで送信することもできます。アプリによってはクラウド上に追加するだけで共有が可能なものもあり、メール送信の手間もかかりません。
これにより、質の高い議事録を迅速に容易に共有することが可能になります。情報が素早く伝わるため、会議で決定した内容などを即座に仕事に活かすことができ、業務への支障を最低限にできます。
翻訳機能がついたアプリであれば、会議中から海外のスタッフにもわかりやすく伝えることができ、意思の疎通が容易になったり、議論を深めることが可能です。クラウド上で共有することで、情報のアクセシビリティを高められるため、社内全体のスムーズな情報伝達が可能になります。
議事録の管理が楽になる
議事録作成アプリはスマートフォンやタブレットでも利用することができるため、場所や時間にとらわれず議事録の確認や管理を行えるようになります。わざわざ会社に戻らなくても移動中や、打ち合わせまでの待ち時間などに、スマートフォンで会議の要点や重要事項の確認もできます。
議事録の編集や修正など最終チェックもスマートフォンを使って隙間時間にできるので、誤った情報や不自然な文章を時間を置かず修正でき、手直しするのも簡単です。クラウド上で保存しておけば、分類や検索、整理が楽にできます。過去の議事録集を置くスペースも不要になり、過去の議事録内容を探し出すことも容易になります。
議事録作成アプリを利用する際の注意点
議事録作成アプリを使うと大変簡単に議事録が作成できますが、利用する際には以下の点に注意が必要です。
音声認識にミスが起こり得る可能性がある
議事録作成アプリには高度な音声認識機能がありますが、決して完璧ではありません。同時に複数人が発言したり、ノイズが入るなどして発言者の声が聞き取りにくい状態では、正確に認識できない可能性があります。
誤った認識で文字起こしをすると、誤字脱字が発生したり、つじつまの合わない文章になることがあります。情報が誤ったまま議事録が共有されるとトラブルやミスの原因になり、業務に支障をきたす可能性がありますので、作成された議事録は必ず人の目で確認し、修正や最終確認を行うことが不可欠です。
また、議事録作成アプリを導入する際は、できるだけ音声認識の精度が高いアプリを選ぶようにしましょう。
使いこなすまでに時間がかかる可能性がある
新しいシステムなどを導入する際は、従業員全員がその使い方や機能を理解し、操作に慣れ、効果的に活用できるようになるまでには時間がかかります。特に、高度な機能やカスタマイズが必要な場合はトレーニングやサポートが必要になるでしょう。
議事録作成アプリも同様であり、選ぶ時はできるだけユーザーインターフェースが扱いやすく、利用する機能に簡単にアクセスできるアプリを選択することが大切です。操作性がよく直感的に使えるものや、デザインがシンプルなものほど簡単に使用できます。迅速かつ効果的に利用できるかを確認して選択しましょう。
議事録作成アプリの選び方
議事録作成アプリはさまざまな種類があり、どれを選べば良いのか迷う人が多いようです。
ここでは自社に合った議事録作成アプリの選び方を解説します。
自社に必要な機能が備わっているか
議事録作成アプリには、基本的な自動文字起こし機能や録音・録画機能のほかにも、ビジネスに役立つ機能がいろいろ搭載されています。たとえば、タスク管理やファイルの添付、エクスポート機能、検索機能、多言語翻訳などがあります。
機能が多すぎても使いづらかったり、コストパフォーマンスが悪いこともあるので、自社に必要な機能が備わっているか確認して検討することが重要です。また、利用する会社の規模が大きい場合は、長時間録画したりファイル容量が十分かのチェックも忘れずに行いましょう。
簡単に使用できるか
議事録作成アプリを導入する際には、ユーザーの操作性や使ってみた感触も重要です。簡単に操作できると、目的の情報や機能に迅速にアクセスでき、慣れるまでの時間も短くて済みます。導入後、スムーズに議事録を作成し、利用できるため、早期に業務の効率化が図れるでしょう。
また、アプリが快適に使用できると、ユーザーの満足感につながり、アプリの利用頻度や継続性を高めることにつながります。PCなどの操作に慣れていない人でも簡単に使用できるアプリを選ぶようにしましょう。
予算内に収まるか
議事録作成アプリを導入する際には、コストパフォーマンスの良さも重要です。アプリを利用するためには導入費用や運用にかかる費用が必要になります。基本機能のみであれば無料で使えるものも多く、機能数が豊富になるほど高額になったり、中には基本機能のみでも相場より高いアプリもあります。
アプリを検討する場合は、備わっている機能や特徴に対して妥当と思われる価格であるか見極めることが大切です。予算の範囲で求める機能を搭載したアプリを選ぶようにしましょう。
議事録の共有が簡単か
作成された議事録を用意に共有できる機能がついているかも重要です。会議に出席していないメンバーや関係者との情報共有が円滑に行えると、生産性の向上が期待できるからです。
クラウド上で保存できるタイプであれば、同じアプリを開くだけで簡単に共有でき、メールなどで送信する手間もかからず便利です。議事録ファイルの管理も容易になりますし、ファイル容量が大きなものであれば、大量の議事録も簡単に保存・管理できます。
過去の議事録データをAI検索すると内容を示してくれるアプリもありますので、利用することにより調べる作業が効率的に行えるようになります。
翻訳機能がついているか
企業のグローバル化が進み、会議で多言語が飛び交うような場面が増えてきています。国際的なビジネスや、多言語環境で活動する企業である場合には、導入するアプリに翻訳機能が搭載されているか確認しましょう。
翻訳機能があれば、オンライン会議などでリアルタイム翻訳字幕表示できたり、議論を交わすような場面でも難なく意思の疎通が図れます。異なる言語でのコミュニケーションや共有が効果的に行えるため、大いにビジネスに役立ってくれるでしょう。
iPhone対応|オススメの議事録アプリ5選
ここからは携帯性に優れ、時間の短縮にもなる、iPhone対応のオススメ議事録作成アプリを紹介します。それぞれの特徴やできることを押さえて、自社に合ったアプリを選ぶ参考にしてください。
LINE CLOVA Note
LINE CLOVA Noteは、AI技術によって一度に長時間の音声を文字に変換できるアプリです。最大180語を一度に変換できるため、これまで手作業で文字起こしをしていた場合と比較し、大幅な作業時間の短縮につながります。
また、複数人の会話でも発言者を認識して、話者ごとに表示してくれる機能があるため、わかりやすい議事録が作成できます。
多言語認識機能も備えており、グローバルな会話や会議にも利用でき、日本語のほか英語と韓国語にも対応可能です。複数のデバイス間でのデータ連携もサポートしています。大規模場会議や講演などの議事録作成などで効果的に活用できるでしょう。
Texter
Texterの特長は、AI技術を用いて瞬時に音声を文字起こしし、画像のテキスト化もできることです。インタビューなどの内容をそのままテキスト化してくれるので、すぐにまとめることができます。
会議中の発言を文字起こしするだけでなく、配布された資料を議事録に取り込むことが可能です。その他、ホワイトボードに書いた情報や会議中に書いたメモなどもテキスト化できます。会議の録音や保存は無制限で可能ですので、長時間の会議や講演に十分対応可能です。
リアルタイム翻訳機能付きなので、外国人の参加者がいてもスムーズに会話や議論することができます。対応できる言語が豊富で、専門用語も高精度で変換してくれます。
無料版では1日3回、1分までしか録音できないため、ビジネスなどでは有料プランがオススメです。有料プランは月額1,500円からと相場より高めですので、用途や利用頻度を考えて検討しましょう。
SACCA
SACCAは、業務効率を一番に考えた議事録作成アプリです。AI技術を活用した精度の高いテキスト生成がリアルタイムででき、テキスト化した会話を瞬時に要約文にしてくれます。
ユーザー登録不要で、ダウンロード後すぐに無料で書き起こし体験ができるため、精度を確認してから導入することができます。文字起こしから議事録への変換もボタン一つでできる操作性の良さも魅力です。
検索機能や編集機能、フォルダ分け機能もあり、共有も簡単にできます。フォルダ分けされた過去の会議データに対してAI検索をかけると、すぐにAIが回答してくれるため、いちいち議事録を探して見返す作業がなくなります。
SACCAは次々に新しい機能をリリースしていますので、機能不足で別のツールが必要になったり、すぐに乗り換えが必要になることも心配せずに導入できるでしょう。業務効率を高めたい企業にはオススメのアプリです。
Otter
Otterは、英語による会議の録音や文字起こしに特化したアプリです。英語音声をリアルタイムでテキスト化してくれ、スピーディーに共有し、確認できます。テキストと連動して再生されるため、発言内容の取りこぼしなどを防げます。
チーム編集ができたり、カレンダーと同期できる点もオススメで、タスク管理の効率化に役立ってくれるでしょう。マルチデバイス対応ですので、PCとスマホでの同時作業ができるのも便利です。無料でも利用可能ですが、有料プランであればより多くの機能を利用できます。
Notta
Nottaは、リアルタイムで文字起こしができるボイスレコーダーアプリです。対面の会議や会話だけでなく、オンライン会議の録音、文字起こし、音声ファイルの文字起こしに対応できます。
Zoomなどのオンライン会議ツールと連携も可能で、複数のデバイスで利用したり、さまざまな拡張機能もついています。発言にタグをつけ、指定の場所にジャンプしたり、発言タイプの分類も可能です。Googleカレンダーと連携もでき、データエクスポート、単語登録など便利な機能も使えます。
ただし、スマホマイクによって精度が変わる点や、早口での会話では精度が下がりやすい点に注意が必要です。
議事録の自動作成なら「ACES Meet」
オンラインでも、オフラインでもAIが議事録を自動作成してくれる営業支援AIツール「ACES Meet」。
商談中の様子を録画して、自動でBANTCの判定や文字起こし、議事録の作成まで行えます。また、話しているスピードや内容などをAIが解析し、どんなトピックにどれくらい時間を使ったのか、重要な箇所はどこなのかを分かりやすく表示します。
この議事録や商談データを自動で作成することで、営業の負荷が下がって商談の件数を増やせるだけでなく、振り返りやナレッジの蓄積にもなります。その結果、自社独自の「勝ちパターン」を作ることができるでしょう。まずは情報収集として、お気軽に資料をダウンロードしてみてください。
議事録作成アプリを使って業務の効率化や生産性の向上を
議事録作成アプリを使うと、議事録の作成が効率的になるだけでなく、社内共有が容易になり、本来業務の生産性向上にも役立ちます。アプリを選ぶ際は、自社に必要な機能が搭載されているか、簡単に使うことができるかなど、確認してから導入することが肝心です。
議事録作成ツールに付加価値を付けたツールも登場しています。議事録作成アプリにAI技術を活用した「ACES Meet」であれば、精度の高い文字起こしや、会議内容の分析やトピックの自動解析までを行ってくれます。議事録作成の効率化だけでなく、生産性の向上や営業支援としても活用できるツールとしてオススメです。