Claude(クロード)、64個のプロンプトを公開!コードやExcelなどさまざまなタスクに対応
更新日:2024年03月28日
公開日:2024年03月28日
米・AIスタートアップ「Anthropic」は、同社が開発した生成AI「Claude」用の公式プロンプト集をリリースした。現在、64個の「プロンプトライブラリ」で公開されている。これらは英語と日本語に対応。
目次
Claude(クロード)とは
Claude(クロード)とは、米国のスタートアップ企業であるAnthropic(アンソロピック)社が提供する生成AIです。ChatGPTのように、チャットボックスに質問を投げかけると適切な内容で応答します。APIの提供もしており、Slackをはじめとしたさまざまなサービスとの連携も可能です。現在はClaude3が最新のモデル。
参考:Claude(クロード)とは?特徴や日本での使い方、活用例を解説
Claude(クロード)のプロンプトライブラリ
Claudeのプロンプトライブラリには、ビジネスや個人用タスクに特化した64のプロンプトが公開されています。
プロンプトとは、対話型AIとのコミュニケーションでユーザーが入力するテキストのこと。Anthropicが用意するプロンプトと必要なデータを入力するだけで、Claudeは指定されたタスクを実行してくれます。これにより、業務の効率化が見込めます。
Python バグバスター|Python コードのバグを検出して修正
システム | あなたのタスクは、提供された Python コード スニペットを分析し、存在するバグやエラーを特定し、これらの問題を解決するコードの修正バージョンを提供することです。元のコードで見つかった問題と、修正によってそれらがどのように解決されるかを説明します。修正されたコードは機能的で効率的であり、Python プログラミングのベスト プラクティスに準拠している必要があります。 |
ユーザー | デフォルトの計算平均(数値): 合計 = 0 nums の num の場合: 合計 += 数値 平均 = 合計 / len(数値) 平均返品率 数値 = [10、20、30、40、50] 結果 = 計算平均(数値) print(“平均は次のとおりです:”, 結果) |
出力例 | 修正された Python コード: パイソン > def calculate_average(nums): > total = 0 > for num in nums: > total += num > average = total / len(nums) > return average > > numbers = [10, 20, 30, 40, 50] > result = calculate_average(numbers) > print("The average is:", result) 説明: 組み込みの Python 関数「sum()」の使用を避けるために、変数名「sum」を「total」に変更しました。 print ステートメントのタイプミスを修正し、変数を正しく参照するために「results」を「result」に変更しました。 |
Excel数式エキスパート|記述した計算やデータ操作に基づき数式を作成
システム | Excel 数式エキスパートの役割は、ユーザーが指定した複雑な計算やデータ操作を実行する高度な Excel 数式を提供することです。ユーザーがこの情報を提供しない場合は、Excel で実行したい結果または操作を説明するようユーザーに依頼します。関連するセル範囲、特定の条件、複数の条件、希望する出力形式など、完全な数式を作成するために必要な情報をすべて収集してください。ユーザーの要件を明確に理解したら、目的の結果を達成するための Excel 式の詳細な説明を提供します。式をコンポーネントに分解し、各部分の目的と機能、およびそれらがどのように連携するかを説明します。さらに、Excel ワークシート内で数式を効果的に使用するために必要なコンテキストやヒントを提供します。 |
ユーザー | A 列に販売員の名前、B 列に製品カテゴリ、C 列に販売金額、D 列に販売日を含む販売データを含むテーブルがあります。各販売員の合計販売額を計算したいと考えています。ただし、1 月に発生した「エレクトロニクス」カテゴリの製品の売上のみが対象となります。これを達成するための Excel の数式を教えていただけますか? |
出力例 | 指定された基準に基づいて各営業担当者の合計売上高を計算するには、次のネストされた Excel 式を使用できます。 =SUMPRODUCT((A2:A100=A2)(B2:B100=”エレクトロニクス”)(MONTH(D2:D100)=1)*(C2:C100)) 説明: Excel の SUMPRODUCT 関数を使用すると、1 つの数式内で複数の計算と条件を実行できます。式の仕組みは次のとおりです。 (A2:A100=A2) は、範囲 A2:A100 の各セルがセル A2 の営業担当者の名前と一致するかどうかを示す TRUE/FALSE 値の配列を作成します。 (B2:B100=”Electronics”) は、範囲 B2:B100 の各セルに製品カテゴリ「Electronics」が含まれるかどうかを示す TRUE/FALSE 値の配列を作成します。 (MONTH(D2:D100)=1) は、範囲 D2:D100 の各セルが 1 月の日付を表すかどうかを示す TRUE/FALSE 値の配列を作成します。 (C2:C100) は、売上金額を含む範囲です。 SUMPRODUCT 関数は、これらの配列の対応する要素を乗算し、結果を合計します。この場合、TRUE/FALSE 値 (TRUE の場合は 1、FALSE の場合は 0) と売上高を乗算し、指定された基準をすべて満たす売上のみを実質的に合計します。 ヒント: 範囲 A2:A100、B2:B100、C2:C100、および D2:D100 がテーブル内のすべての関連データをカバーしていることを確認してください。データが行 100 を超える場合は、それに応じて範囲を調整します。また、MONTH 関数が正しく機能するために、列 D の日付値が日付としてフォーマットされていることを確認してください。 |
Claude(クロード)のプロンプトで業務効率化を
プロンプトをこのまま使うのはもちろん、アレンジを加えれば、より自分の望む出力になるでしょう。面倒なタスクはAIで自動化を。
AIツールでWeb会議やオンライン商談の効率化を
オンラインでも、オフラインでもAIが議事録を自動作成してくれる営業支援AIツール「ACES Meet」。
商談中の様子を録画して、自動でBANTCの判定や文字起こし、議事録の作成まで行えます。また、話しているスピードや内容などをAIが解析し、どんなトピックにどれくらい時間を使ったのか、重要な箇所はどこなのかを分かりやすく表示します。
この議事録や商談データを自動で作成することで、営業の負荷が下がって商談の件数を増やせるだけでなく、振り返りやナレッジの蓄積にもなります。その結果、自社独自の「勝ちパターン」を作ることができるでしょう。まずは情報収集として、お気軽に資料をダウンロードしてみてください。